オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸を使用した作品

インナー手袋
レスターのインナーグローブ

毛 糸:
使用針:
ゲージ:
サイズ:
重さ:
 #57 レスター
  1.5mm
 44目61段
 女性用Mサイズ
 40g
 
レスター糸でインナーグローブ(山スキー用のスキーグローブの中に履く薄い手袋)を編んでみ ま した。糸自体に若干伸縮性があるためか、手の形に 沿ってよく合います。

糸が細くツルツルしているのと糸割れしやすいため注意しながら編まないと編み地が安定しません。なのでだいぶ時間がかかります。決して編みやすい糸では ないと思います。編みあがったものを一度ぬるま湯に通しましたが,糸自体がしっかりしているせいか柔らかいというより質感を感じます。
 
どのくらい暖かいのか、冬に使うのが楽しみです。雪の中で使って,どのくらい濡れないか,冷えないか試してみたいと思います。細い糸は魅力がありますの で,他にも編んでみたいと思っています。

(2013.3.14追加)
昨年編んだレスター糸の山スキー用インナー手袋とネックウォーマー(写真)ですが、先の猛吹雪の中、十勝の山で大活躍でした。たぶん−15℃くらいで暴 風雪でほんとうに寒かったのですが、フェイスマスク代わりに使っていたネックウォーマーは、外側は凍りついても、肌は濡れを感じませんでした。薄いのに素 晴らしい毛糸だと実感しました。

さらに自分の手の形にぴったり合わせて編んだ手袋は、山の厳しい条件でもストレスなくいろいろな作業が出来るので心強いです。それから、この糸は強い気 がします。もう少し長く使ってみないとわかりませんが、摩耗しにくいのではないでしょうか。細い糸なので編むのに時間がかかりますが、手袋はもう一枚編ん でおこうかと考えています。
(きぬがさマテリアルズよりのコメント)
 2012年9月に入荷したばかりの新しい糸、#57 レスターを使った作品第1号です。極寒地での山スキーで使用した場合の、保温性、防寒性、耐久性などの評価が楽しみです(2012.9.22)
 冬山での使用感を追加していただきました(2013.3.14)。

ネックウォーマー
ネックウォーマー

手袋
インナー手袋(冬山で使用したあとで撮影)

スキーくつした
Doredo毛糸のスキー靴下

いつもビーシュ2本取りで編んでいるスキー靴下をDoredoで編んでみました。大きな違い はありませんでしたが,あえて言うならビーシュ2本よりもしっかりしていて若干薄い仕 上がりです。ビーシュ2本取りの方が柔らかいフワッとした感じがします。撚りがかかっ ているかどうかの違いだけですが,ゲージはずいぶん変わりますね。 (2013.3.26追加)

(きぬがさマテリアルズよりのコメント)
冬の北海道の山スキーでは、気象条件によっては極寒にさらされることもあると思います。オステル ヨートランド羊毛紡績のウールが、そのような厳しい条件のもとで、どのくらい役に立つのかは、体験した人しかわからないのかもしれません。どんなに技術が 進んだ合成繊維よりも、きっと本物のウールの方が生命を守ってくれるのだろうと思います。

DoRedo毛糸は4本の単糸を撚り合わせてあります。ヴィシュ毛糸は2本なので、2本どりにすれば、擬似的にはDoRedoと同じ太さになるのですが、 上のコメントにあるように仕上がりには差があるようです。DoRedo毛糸は、色彩がきれいな毛糸なのですが、工場ではもう製造されないようなので、在庫 限りとなり残念なことです。


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