ウールのある 生活 2012
オステルヨートランド羊毛紡績
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オ ステルヨートランド羊毛紡績の紹介

 2枚のパネルで、オステルヨートランド羊毛紡績と毛糸をつくる工程を紹介しています。

 単色の毛糸(Visjö、ヴィシュ)17色をパネルの前のハンガーに展示してあります。
    #1白、#2ホワイトグレー、#3ライトグレー、#4グレー、#5濃いグレー、#6黒、#7モグラ茶、
    #8ライムグリーン、#9サンイエロー、#10ハマナス赤、#11フクシア、#12プルーン、
    #13マリンブルー、#14矢車草、#15スカイブルー、#16ヒスイ、#17森のグリーン

毛糸
 オステルヨートランド羊毛紡績は、良い材料だけを使い、旧式のジェニーの紡績機を使って、ゆっくりと時間をかけて毛糸を作っ てきました。オステルヨート ランド羊毛紡績の毛糸は、肌にチクチクしないのも、良い材料だけを使っているからです。良い材料は、安く手に入れることはできません。オステルヨートラン ド羊毛紡績が使う原毛の値段は、並みの原毛の10倍以上もします。
 企業経営では、利益が最大化するように努力するのが、あたりまえと考えられています。利益のために、材料費や人件費をカットするのが普通です。
 これに反して、オステルヨートランド羊毛紡績は、高い材料だけを使い、ゆっくりと時間をかけて、良い毛糸を作ろうとしています。このやり方が容易である はずがありません。創業以来、何度も倒産の危機があったようです。今も毛糸工場が存続しているのが不思議であり、オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸が手 に入ることは奇跡のようなことに思われます。

 オステルヨートランド羊毛尾紡績は、2011年に創業30周年を迎え、その歩みは記念誌として出版されました。オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸の価 値を分かる方には、手元において、折りあるごとに開いていただきたい 本です。

30年記念誌
 付録のDVDには、毛糸を作るところから、羊の毛布を織り上げるまでを動画を収めてあります。ナレーションはスウェーデン語 と日本語の両方が用意されて います。
 DVDはパソコンで再生できますが、リージョンが異なることや映像がPAL方式で作成されている等の理由により、日本国内向けにつくられた家庭用の DVDプレーヤーでは再生できないのでご注意ください。