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金星と月
金星と月 (撮影:10月13日4時28分 f=105mm F2.5 露出2秒 ISO400)

  月は約1ヶ月で、天空を1周します。月の動きが遅いので、他の星にすこしずつおいて行かれるのです。約1ヶ月で、ぐるっと1周することになります。8月 14日に金星食があり、月のうしろに金星が隠れました。それから約1ヶ月ごとに、金星と月が出会います。9月13日にも出会いましたが、今日の月は、金星 からかなり離れたところを通過しています。月齢27、三日月のように細い月です。新月は10月16日、その後は夕方の空に見えます。

 8月14日から、9月13日、10月13日と、金星と月が出会うたびに、また一月経ってしまったと思います。時の過ぎるのは本当に速いと感じるこのごろ です。

 さらに1ヶ月たち、月が天球をぐるっと1周し、11月10日、金星と月が近づきました(写真下)。

金星と月
金星と月 (撮影:11月10日4時59分 f=20mm F4 露出5秒 ISO200)

 上の写真は11月10日、下は11日。月は1日でこれ だけ金星に近づきます。金星が月に追いつくという方がいいかもしれません。12日に、月は金星の下に位置するはずですが、天気が悪いかもしれません。

 5月21日の金環食から、6月6日の金星の太陽面通過、8月14日の金星食などの天文ショーがあり、その後も1月ごとに金星と月がであうのを見上げてき ました。今年は、夜空をたくさん見上げた年になりました。

金星と月
金星と月 (撮影:11月11日5時6分 f=20mm F4 露出10秒 ISO200)

金星と月
金星(撮影:11月13日5時49分 f=20mm F4 露出0.8秒 ISO100)

 昨日は嵐のような悪天候だったので、金星と月が接近し たところを見ることができませんでした。今朝は天気が回復し、明日新月となる月齢28のすごく細い月が、薄明の明るさのなかにうっすらと見えています(青い矢印の先)。