2015年11月、嶋田俊之著 「バスケット編み entrelac knitting」が文化出版局から出版されました。
バスケット編みは、1色または2色の毛糸で編んでも魅力的ですが、多色染めの毛糸を使うことで色彩の変化が現れ、さらに素晴らしくなると思います。
バスケット編みに掲載されている作品のうち、オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸を使用した作品、ボトルネックベストについて、毛糸ユーザよりお問い合わ せをいただきましたので、以下のとおり整理をしてみました。参考になれば幸いです。
ボトルネックベストに使われている毛糸は15種類：
- オンブレのグレーの段染め （#19 オンブレナチュラル）
- オンブレのブレーの段染め （#21 オンブレブルー）
- ヴィーシェの藍色 （#36 セリア濃い青）
- ジーンズブルー （#41 ジーンズブルー）
- ダーラナブルー （#35 セリア青）
- 淡い青 （#34 セリア薄青）
- 空色 （#15 スカイブルー）
- 白 （#1 白）
- 白グレー （#2 ホワイトグレー）
- 薄グレー （#3 ライトグレー）
- グレー （#4 グレー）
- 濃いグレー （#5 濃いグレー）
- キャラメルのボリエ（青のグラデーション） （#27 ボリエ）
- アントン（水色のグラデーション） （#29 アントン）
- 海（青〜黒のグラデーション） （#32 海）
15種類の毛糸を用意するのは大変ですから、少ない色数でどうなるか、試しに前身頃に塗り絵をしてみました（下の図）。奇数段はグレー系の毛糸3種類 （#2 ホワイトグレー、#3 ライトグレー、#4 グレー）、偶数段はブルー系の毛糸4種類（#34 セリア薄青、#35 セリア青、#14 矢車草、#36 セリア濃い青）です。本の作品と比べて、肩のあたりに青色が多くなっていますが、7色でもそれなりに近い表現ができていると思います。
後身頃と衿はグレー系だけで編むとして、毛糸の量は表−１のとおりです。毛糸量は不足しないよう、少し多めにしてあります。残りの毛糸は、手袋や帽子など に使って色彩の コーディネートを楽しみましょう。