衣: | 羊毛・絹・木綿・麻など、
天然繊維の服を作ります。「形態は機能に従う」のとおり、
機能的で身体に優しい服をつくります。
北海道の冬は厳しく、寒さから身体を護るために、衣服には防寒機能が 求められます。防寒には、ウールが優れており、絹がつづきます。 ウールと絹は湿度の調節機能も持っており、身体を護ってくれます。 ウールの生地は国産に加え、スウェーデンから直輸入しています。 オステルヨートランド羊毛紡績が製造している、ヴァドマルという名の ウール100%生地を使用しています。オステルヨートランド羊毛紡績 からはヴァドマルのほかに、毛糸・毛布・ニット製品なども 輸入しています。 北海道には広い土地があり牧場として利用もされているので、これから 羊毛産業が興ることを夢見ています。実現するまでは、北海道の外 で生産された材料を使います。 |
食: | 季節のたべものや 調味料など、健康に暮らすために必要な食事に関する情報を提供します。 |
住: | 家庭のエネルギー利用を 見直し、環境にやさしいライフスタイルを提案します。 |
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有限会社きぬがさマテリアルズは、生活を支える良質な素材 (マテリアルズ)を、良いものをつくる人々と連帯し、また自らつくり、 提供することを目的とします。 有限会社きぬがさマテリアルズは、北海道をその活動の中心とし、 自然と共存する循環型社会の実現をめざします。冬の厳しさに磨かれた 知恵を、日本全国へ、世界へと発信してゆきます。 有限会社きぬがさマテリアルズは、北海道で良質の羊毛が生産され、
加工、利用されるようになることを願います。美しい牧場で、
良い羊を育て、糸を紡ぎ、布を織ることを通して、
若人が技術を習得し糧を得ることができるように、
そして世界へ飛び出してゆくことを願います。 |
オステルヨートランド羊毛紡績との出会い
1998年10月、それまでの約20年の東京での仕事と生活にピリオドを打ち、 札幌へ引越してきました。東京での最後の1年は、手編みを始め、 季節はずれに安い毛糸をたくさん買いました。札幌へ来てからも、たくさん 買いました。 その毛糸で手編みを続けていたのですが、 2000年の春頃、突然涙が流れて、「安く買った毛糸は、良い毛糸ではない ような気がする」。手編みには時間がかかりますが、 そのような時間をかける事に値しない毛糸ではないかと、気付いたのです。 そして、良い毛糸が欲しいと思うようになりました。 そうはいっても、良い毛糸がそんなに簡単に手に入るわけではないことは、 なんとなく分かっていました。そのうち、オーストラリアやニュージーランド へ行って、良い毛糸を探せばよいのではと考えていました。 札幌の生活の特徴は、冬の厳しさです。質の良いウールがあるのとないのでは、 ずいぶん違います。北海道には牧場があり、羊も飼われているのですが、 ウール産業はありません。毛糸工場を見たことがないのです。 たまたま、スーパーの雑誌コーナーで立ち読みした時、 東京のスウェーデン大使館で催されるウールの展示会の記事がでていました。 札幌から日帰りで見に行くことにしました。 というのも、2000年2月よりスウェーデンハウスに住んでみて、 そのすばらしさを体験していましたので、スウェーデン人がつくる毛糸なら 良いものではないかと思ったのです。 2000年10月19日、大使館の展示ホールで、オステルヨートランド羊毛紡績 の毛糸と編物作品を見て、良いウールであること、本物だと感じました。 会場で経営者のボリエ氏と話すことができ、工場を見学したいとの希望を話したら、 快諾いただき、2000年11月末にスウェーデンに行き、工場を見学してきました。これが、はじまりです。 |