羊毛・絹・木綿・麻など、 天然繊維の服を作ります。「形態は機能に従う」のとおり、 機能的で身体に優しい服をつくります。

北海道の冬は厳しく、寒さから身体を護るために、衣服には防寒機能が 求められます。防寒には、ウールが優れており、絹がつづきます。 ウールと絹は湿度の調節機能も持っており、身体を護ってくれます

ウールの生地は国産に加え、スウェーデンから直輸入しています。 オステルヨートランド羊毛紡績が製造している、ヴァドマルという名の ウール100%生地を使用しています。オステルヨートランド羊毛紡績 からはヴァドマルのほかに、毛糸・毛布・ニット製品なども 輸入しています。

北海道には広い土地があり牧場として利用もされているので、これから 羊毛産業が興ることを夢見ています。実現するまでは、北海道の外 で生産された材料を使います。

季節のたべものや 調味料など、健康に暮らすために必要な食事に関する情報を提供します。
家庭のエネルギー利用を 見直し、環境にやさしいライフスタイルを提案します。

有限会社きぬがさマテリアルズ  001-0922 札幌市北区新川2条5丁目1−24  Tel&Fax 011-766-8008

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設立趣意書 2001年2月 22日

有限会社きぬがさマテリアルズは、生活を支える良質な素材 (マテリアルズ)を、良いものをつくる人々と連帯し、また自らつくり、 提供することを目的とします。

有限会社きぬがさマテリアルズは、北海道をその活動の中心とし、 自然と共存する循環型社会の実現をめざします。冬の厳しさに磨かれた 知恵を、日本全国へ、世界へと発信してゆきます。

有限会社きぬがさマテリアルズは、北海道で良質の羊毛が生産され、 加工、利用されるようになることを願います。美しい牧場で、 良い羊を育て、糸を紡ぎ、布を織ることを通して、 若人が技術を習得し糧を得ることができるように、 そして世界へ飛び出してゆくことを願います。




オステルヨートランド羊毛紡績との出会い

1998年10月、それまでの約20年の東京での仕事と生活にピリオドを打ち、 札幌へ引越してきました。東京での最後の1年は、手編みを始め、 季節はずれに安い毛糸をたくさん買いました。札幌へ来てからも、たくさん 買いました。

 その毛糸で手編みを続けていたのですが、 2000年の春頃、突然涙が流れて、「安く買った毛糸は、良い毛糸ではない ような気がする」。手編みには時間がかかりますが、 そのような時間をかける事に値しない毛糸ではないかと、気付いたのです。 そして、良い毛糸が欲しいと思うようになりました。 そうはいっても、良い毛糸がそんなに簡単に手に入るわけではないことは、 なんとなく分かっていました。そのうち、オーストラリアやニュージーランド へ行って、良い毛糸を探せばよいのではと考えていました。

 札幌の生活の特徴は、冬の厳しさです。質の良いウールがあるのとないのでは、 ずいぶん違います。北海道には牧場があり、羊も飼われているのですが、 ウール産業はありません。毛糸工場を見たことがないのです。

 たまたま、スーパーの雑誌コーナーで立ち読みした時、 東京のスウェーデン大使館で催されるウールの展示会の記事がでていました。 札幌から日帰りで見に行くことにしました。 というのも、2000年2月よりスウェーデンハウスに住んでみて、 そのすばらしさを体験していましたので、スウェーデン人がつくる毛糸なら 良いものではないかと思ったのです。

 2000年10月19日、大使館の展示ホールで、オステルヨートランド羊毛紡績 の毛糸と編物作品を見て、良いウールであること、本物だと感じました。 会場で経営者のボリエ氏と話すことができ、工場を見学したいとの希望を話したら、 快諾いただき、2000年11月末にスウェーデンに行き、工場を見学してきました。これが、はじまりです。

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