ullspinneri
オステルヨートランド羊毛紡績


初夏のスウェーデンへ、ウールとニットの旅のご案内です

  日程: 2013年5月28日(火)〜6月7日(金)
  募集人数: 14名 (最小催行人数: 10名)
  費用: 
  主催: きぬがさマテリアルズ、オステルヨートランド羊毛紡績

オステルヨートランド羊毛紡績の「手仕事の家」(スロイドヴィッラン)に1週間滞在し、スウェーデンウールとニットに触れる旅です。
ワークショップや食事などを通して、スウェーデンの生活や文化を体験していただけます。主な内容は次のとおりです。
  • オステルヨートランド羊毛紡績の工場見学 
  • ブリット・マリー・クリストフェションによるニット(棒針あみ)のワークショップ(3日間)
  • リエナ・グンナションほか複数の講師によるスウェーデン手工芸の紹介とワークショップ(1日)
  • レースの町ヴァドステーナ見学
  • トォケン湖のビジターセンターの見学 野鳥の保護を目的スウェーデンの自然保護
  • リンヒェーピング市博物館で手工芸とテキスタイル展示会の見学
  • ストックホルム市内観光(1日フリータイム)
  ブリット・マリーのワークショップは、2011年3月スウェーデン大使館(東京)で開催予定でしたが、震災と原発事故のた めに 中止となりました。今回のワークショップは、3日間にわたりブリット・マリーから直に教わることのできる、稀な機会です。ゆったりと流れる時間のなかで、 ブリット・マリーのニットの世界を楽しみましょう。ニットのテクニックだけでなく、その背景となる生活や自然環境を体験・理解することで、今後のために 良い経験となるでしょう。
 次の旅程のとおり、6月5日のストックホルム市内のフリータイム以外は、空港の送迎を含め、移動はすべて専用バスを用意しております。海外旅行が初めて の 方も、安心してご参加いただけます。


旅 程(予定):

日 付

宿 泊
朝食
昼食
夕食
1
5月28日 (火)
集合: 成田空港 コペンハーゲン Kastrup 空港着(夕方)
バスにてスウェーデンへ 途中夕食をとりエーデスヘーグへ
スロイ ドヴィッラン

機内

2
5月29日 (水)
オステルヨートランド羊毛紡績の紹介
スロイド ヴィッラン
3
5月30日 (木)
ワークショップ 講師:Britt-Marie Chirstoffersson
スロイド ヴィッラン
4
5月31日 (金)
ワークショップ 講師:Britt-Marie Chirstoffersson スロイド ヴィッラン
5
6月1日 (土)
ワークショップ 講師:Britt-Marie Chirstoffersson スロイド ヴィッラン
6
6月2日 (日)
ワークショップ 講師:Lena Gunnarsson, Inga Svensson
スロイド ヴィッラン
7
6月3日 (月)
レースの町ヴァドステーナ (Vadstena) 見学 レースショップなど
アンゴラうさぎのアトリエ Ann-Catrine Engman-Spendrup 訪問
トォケン湖自然保護ビジターセンター見学
スロイ ドヴィッラン
8
6月4日 (火)
バスにてストックホルムへ
途中リンヒェーピング市博物館にて、手工芸とテキスタイルの展示会を見学
ストッ クホルム
9
6月5日 (水)
ストックホルム市内、自由行動
ストックホル ム
10
6月6日 (木)
バスにて Arlanda 空港へ、帰国
機中泊
機内
11
6月7日 (金) 午前成田着、成田空港にて解散

機内


備 考:
1) 5月28日成田空港集合〜6月7日成田空港解散までの全行程、衣笠誠一郎(きぬがさマテリアルズ)が同行します。
2) コペンハーゲン空港着〜ストックホルム空港出発までの間、ウッラ・カーリン・ヘルステン(オステルヨートランド羊毛紡績)が同行します。
3) 現地参加も可能です(5月28日コペンハーゲン空港で合流、または、エーデスヘーグのスロイドヴィッランへ)、お問合せください。
4) ワークショップの際、主な言語は英語となります。
5) 成田−コペンハーゲン、ストックホルム−成田間のフライトはエコノミーのみです。
6) スロイドヴィッランとストックホルム市内のホテルは、個室の設定はありません。

参考のために:
オステルヨートランド羊毛紡績
トォケン湖 Visitor Centre
リンヒェーピング市博物館

ブリット・マリー・クリストフェションは、スウェーデン在住のニット作家です。著書と日本での展示会をご紹介します。
(以下、参考イメージです)

spinning jenny
オステルヨートランド羊毛紡績のカード機(左)とジェニーの紡績機(右)

shop and gallary
オステルヨートランド羊毛紡績 2階のショップ兼ギャラリー

オ ステルヨートランド羊毛紡績は、1981年の創業しました。当時、スウェーデン国内の毛糸工場は次々と倒産・廃業していました。このままでは、スウェーデ ンのウール文化が廃れてしまうとの危機感より、若い夫婦、ウッラ・カーリン・ヘルステンとボリエ・ノルバリーが毛糸工場を始めたのです。たくさんの失敗と 苦労のなか、良い毛糸を作りたいという気持ちを今も持ち続け、高品質の毛糸を作り続けています

あみもの、織物など、毛糸を使う手づくりには時間がかかります。オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸は、その貴重な時間をかけるに値する材料だと思いま す。その毛糸が作られている現場の雰囲気を、この旅で体験していただき、あらたな出発点となればと思います

工場の2階にショップがあり、毛糸や羊の毛布などを工場価格で購入できます。ショップはギャラリーも兼ねており、創業以来たくさんのデザイナー作品が展示 されています


手工芸の家
手工芸の家 スロイドヴィッランの外観と講習室
2階にベッドルームが5部屋あり、14人が宿泊できます

britt-marie and ulla-karin
ブリット・マリー(左)とウッラ・カーリン(右) 2011年3月スウェーデン大使館(東京)にて

omberg周辺
スロイドヴィッランからの景色 中央遠くに、オンベルグ山が見えています
スウェーデンの中南部には高い山がなく、丘陵と湖が点在しています
夏の時期、太陽はオンベルク山の右手から登り、ぐるっと天球をまわり、オンベルクの左手に沈みます
なかなか沈まない夕日、短い夜など、北欧の夏を楽しみましょう

Vadstena
ヴァドステーナ城(左)、ボビンレース(ン右)
ボビンレースの町として知られるヴァ ドステーナ(Vadstena)は、エーデスヘーグの近くにあります

takern visitor center
トォケン湖ビジターセンター
トォケン湖は、四季をとおして野鳥がたくさん見られ、野 鳥のための自然保護地域となっています
ビジターセンターにて、スウェーデンの自然保護への取り組みにふれます

stockholm

ストックホルムの北方博物館(中央)、ヴァーサ博物館(右)
ストックホルムにはたくさんの博物館や美術館があります。フリータイムを楽しみましょう
北方博物館やヴァーサ博物館は、滞在予定のホテルの近くにあります

リンク: 北方博物館  ヴァーサ博物館  Visit Sweden  


以下は、エーデスヘーグ周辺の景観です
オンベルグ山
ヴェッテルン湖とオンベルグ山
エーデスヘーグの町は、スウェーデンで2番目に大きいヴェッテルン湖のほとりにあります。
このあたりは、氷河時代に氷河で削られて、高い山がなく、低い丘と平野が続いています。
オンベルグ山は標高240m、ヴェッテルン湖の水面からの比高は約170mです。
オンベルク山のまわりにたくさんのアーティストが住んでいて、グループで活動しています。

麻の花とオンベルグ山
麻の青い花とオンベルク山 (撮影: 2012.7.7)
スウェーデンでは、だいぶ前に麻糸は作られなくなりました。この麻は油をとるために栽培されています。
このツアーでは、上の写真よりも1ヶ月ほど時期が早いので、麻の花はまだ咲いていないかもしれません。

羊牧場
ゴットランド羊を飼育する農場
ゴットランド羊の毛は、ペルスウール毛糸になります。

小さな湖
湖の夕景 (撮影: 2012.7.4 20:37)
オステルヨートランド羊毛紡績の近くにある小さな湖に映る夕日
撮影は現地時間20時37分、いつまでも沈まない太陽です

お花
湖と花
上の写真の数風後に撮影、20時30分を過ぎても、まだまだ明るい北欧の夏。

日の入
日の入り (撮影: 2012.7.4 22:06 スロイドヴィッラン2階窓より)

地 平線に近づいてもなかなか沈まない太陽が、ようやく沈みました。上の湖の写真より1時間半後、22時06分に日の入りです。太陽が地平線の下に沈んでも、 なかなか暗くなりません。暗くなったと思ったら、すぐに明るくなり、日の出になってしまいます。明るいうちにベッドにはいり、寝ないと次の日の行動にさし つかえます。日本のような中緯度の生活からは、かなりのカルチャーショックです。異文化交流を実感します。

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このページの履歴: 
2013.2.13 初掲載
2013.2.15 ブリット・マリーの著書と展示会紹介
2013.2.28  費用決定 申込み受付開始
2013.3.6    エーデスヘーグ周辺の写真追加
2013.3.14 申込み状況のお知らせ
2013.3.31 申込み締め切りました